宮崎漁港を過ぎると、
広大な宮崎海岸にたどり着く。
別名ヒスイ海岸と言い、ここから糸魚川まで、
翡翠が拾える海岸が点在する。
翡翠は縄文時代の遺跡などで装飾品として発見される石であるが、
いつしかその存在は忘れ去られ、
昭和初期に再発見されることになる。
ケイ素、酸素、アルミニウム、ナトリウムの化合物で、
モース硬度は6.5~7、しかし靭性が高く、
ダイヤモンドやコランダムよりも割れにくい。
古代人は石斧としても使用したほどである。
日本の国石に指定され、
5月の誕生石にもなっている翡翠だが、
地中で圧力が加わり変成した岩石が、
地表に押し出され、川に落ちて海に流され、
長い年月をかけて、浜辺にたどり着く。
糸魚川には川の上流に大きな原石がごろごろしているヒスイ峡が2カ所あるが、
この2カ所は天然記念物であり、採取することはできない。
しかし、浜で拾う分には問題なく、観光に積極的に利用されている。
そのためこの浜では子ども連れから、ガチ勢の翡翠ハンターまで、
石拾いに興じている方が多い。
OLYMPUS OM-D E-M5 MarkII + LUMIX G 14mm / F2.5 II ASPH. SS1/800 F5.6 ISO100
一番西側にテトラポッドが入っており、西側は大きな石が多い。
さっそく荷物を置いて浜に出たところ、
大きな波が来て、靴が水没してしまった。
仕方がないので、テントを設営し靴下を乾かすことにする。
ここで石を拾う時はマリンシューズのようなものを持参すべきだった…