10月24日に日比谷公園で見かけた展示には
一応、タイトルがついているのだが、タイトルを記録しそこなった。
これはノームのなんとかと言う名前がついていた。
pixel7a 5.43mm SS1/1076.43 F1.89 ISO37
家や洗濯物はつくり込まれているのだが、
残念なことにキノコと小人は書割である。
これなんとかならなかったのか…
さらにこの小人…帽子かぶったままでは家に入れないし…
小人と言うと白雪姫に出てくる7人のドワーフが有名である。
ノームは土の妖精でドワーフと似たように描かれることが多いが
作品によりその姿はまちまちである。
トールキンはノームをノルドール族エルフ…
特にゴンドリンを拠点とするトゥアゴンの一族としていたような記憶がある。
メルニボネのエルリックが召喚したグノームは巨人であった…はず。
ドラゴンランスに出てきたノームは科学好きな小人の種族となっている。
彼らはエレベーターのようなものを発明していた。
…カタパルトをノーム投げ機と称して実用化していたのである…
彼らは失敗は成功の母と言うのを信奉しており、
失敗なくして進歩無しとばかりに、
失敗を恐れず突き進む。
発明品が必ず成功してしまうノームが生まれた時、
進歩の妨げとなると国外追放されてしまうほどだった。
で…この家を見た感想は…ホビットじゃね?である。
ドワーフもノームも地下に住んでいるイメージがある。
しかしそれにしても、
13人のドワーフとホビットで食事できるくらいには広いはずなのだが…
ナイトフォール・イン・ミドル・アース収録
冥王モルゴスが世界を蹂躙していたころ
エルフの上級王トゥアゴンにゴンドリンを捨てて海に避難せよとの神託がくだる。
しかしトゥアゴンは都の堅固なのを頼んで籠城を決める。
…鏡よ鏡。されど希望は海にある…
トールキンは言語学者であり、自ら考案したエルフ語を使いたいがために、
ミドル・アースの物語をつくったと言う…
しかしここではナイトフォール・イン・ベレリアンドと言うべきでは…
本来日本人に馴染みのないはずの
中世ヨーロッパ風の剣と魔法の世界は
なぜ日本人に受け入れられたのだろうか。
これはやはりゲームの影響は無視できず、
この手の剣と魔法の世界は
コンピューターゲームと親和性が高かったことが挙げられよう。
歴史を見ると…
コナンシリーズのThe Phoenix on the Sword(小説)が1932年
ナルニア国物語のThe Lion, the Witch and the Wardrobe(小説)が1950年
トールキンのThe Lord of the Rings(小説)が1954年
エルリック・サーガのThe Dreaming City(小説)が1961年
Dungeons & Dragons(TRPG)が1974年
エンデのDie unendliche Geschichte(小説)が1979年
Conan the Barbarian(映画)が1982年
Dragonlance(小説)が1984年
The NeverEnding Story(映画)も1984年
ファイナルファンタジー(CRPG)が1987年
ロードス島戦記(小説)が1988年
BASTARD!!(漫画)も1988年
こうしてみるとドラゴンクエストは
日本最初のコンピューターRPGなわけでも
最初のオープンフィールドRPGだったわけでもなかった。
パソコンが多かったこの手のゲームを
ファミコンで展開したという点に尽きる。
子どもかオタクくらいしかやらなかった
コンピューターゲームの裾野を広げた功績は間違いなくあるのだろうが…
それでもヒットの要因は黄金期を迎えつつあった少年ジャンプと
鳥山明の存在が大きかったように思う。
余談ながら本当に叙勲に値したのは
ファミコンの開発責任者だった上村雅之か鳥山明だったのではなかろうか。
…故人だけど。
(竹中平蔵は論外として)
13人のドワーフにごちそうしたケーキ
熊人ビヨルンの蜂蜜入りのお菓子のレシピが知りたいが…
