月に叢雲花に嵐

1日1枚フォトダイアリー

ヒヨドリバナ

蝶が好む花と言うとこの花…

ヒヨドリバナである。

アサギマダラの大好物であるが、

森の中にひっそり咲いている程度で数は多くない。

この公園にアサギマダラが来るかどうかは微妙かもしれない。

 

ヒメウラナミジャノメさん「好きなだけ撮って構わんよ」

20230729031529

PENTAX K-5IIs + smc PENTAX-DA★300mmF4ED[IF] SDM SS1/400 F4 ISO1600

 

北杜夫のどくとるマンボウ昆虫記に、

芭蕉の「閑さや岩にしみ入蟬の聲」に登場するセミとは何かと言うことで

斎藤茂吉小宮豊隆の間で論争になったという話がある。

茂吉はアブラゼミ、小宮はニイニイゼミと言う主張であった。

芭蕉立石寺を訪れたのは元禄2年5月27日…1689年7月13日のことであった。

茂吉氏はわざわざ立石寺に調査に出かけたそうだが、

岩にしみいるという表現で小生が連想するのはヒグラシである。

あのもの悲しい鳴き声は岩にしみいるというにふさわしいし、

蝉の聲と静けさが矛盾しないのもヒグラシくらいであろう。

 

ヒグラシは夕方になくセミであるが高尾山は比較的早い時間帯に鳴いていたが、

今年は聞けなかった。

7月23日…菅谷館でもヒグラシの声は聞こえなかったが、

ツクツクボウシが鳴いていた。

…夏も終わりか…