月に叢雲花に嵐

1日1枚フォトダイアリー

2023-05-01から1ヶ月間の記事一覧

タラ汁街道を行く

タラ汁街道にはコンビニがあったのを思い出し、サンダルでも売って無いものかと 靴下をテントの屋根に置き去りにして、 濡れた登山靴にはだしで出かけることにした。 まず越中宮崎駅のゴミ箱にゴミを棄てさせてもらう。 踏切を渡りドライブインきんかいで昼…

宮崎海岸

宮崎漁港を過ぎると、 広大な宮崎海岸にたどり着く。 別名ヒスイ海岸と言い、ここから糸魚川まで、 翡翠が拾える海岸が点在する。 翡翠は縄文時代の遺跡などで装飾品として発見される石であるが、 いつしかその存在は忘れ去られ、 昭和初期に再発見されるこ…

宮崎漁港

いすみ市がほたる祭りを開催するというので、 参加してきたが…時期が合わないのか、こんなものなのか あまり飛んでいなかった。 そしてK-1を担いでいったのだが、 このカメラ…ホタル撮影には向かないカメラである。 だいぶ前だが亡くなった写真家の小原玲が …

麦秋

5月23日に公開した、まだ田植えされていない水を貼った田んぼ、 あれも広かったが、 敷地の海側半分くらいは青々とした麦畑であった。 以前来たときはすべて水田だった記憶があるのだが。 遠くには雪山が見える。 OLYMPUS OM-D E-M5 MarkII + LUMIX G 20/F1.…

陽はまた昇る

かなり大きな地震があったが …今日写真を撮りに行こうと考えていた方向なんですが… いろいろな意味で心配だ… さて、1夜明けて旅行3日目、 5月3日目の夜明け… テント泊の良いところは、 明るくなったら自然と目が覚めるところだ。 OLYMPUS OM-D E-M5 MarkII +…

沈む日輪

昨日の写真… 一見黄色くまるい部分が太陽のように見えるが、 実は太陽は下にあり、 半ば雲に隠されていて、 黄色い部分は照り返しである。 せっかくズームに付け替えたので、 望遠端でも撮影。 OLYMPUS OM-D E-M5 MarkII + LUMIX G X VARIO PZ 45-175mm(175m…

泊マジックアワー

OMDSのアートフィルター:ドラマチックトーンは ドラマチックにする以外に ダイナミックレンジを拡大する効果があるのだが、 さすがに、足元まで見えるよう撮影すると 太陽の方は飛んでしまい まるで巨大な太陽が沈んでいるような (あるいはラピュタのいか…

泊の夕景

泊で下車したのは 乗り換えの電車を待っていると マジックアワーを逃しそうだったから。 海に出てさっそく1枚… OLYMPUS OM-D E-M5 MarkII + LUMIX G 14mm / F2.5 II ASPH. SS1/1250 F5.6 ISO100 ピクチャーモード:ドラマチックトーン 水平線の向こうに能登…

水が満ちる

富山から泊まで電車に乗るが、 ここから乗り換えにはタイムラグがある。 ここで下車し海に向かう。 世間はゴールデンウィークだが、 農家は田んぼに水をひき…これからが忙しい… OLYMPUS OM-D E-M5 MarkII + LUMIX G 14mm / F2.5 II ASPH. SS1/400 F5.6 ISO10…

高沼のコランダム

コランダムとは何か… 酸素とアルミニウムの化合物で、 モース硬度9… ダイヤモンドを産しない我が国では最も硬い鉱物である。 透明度の高く美しいものは宝石とされ、 微量のクロムが混ざると赤くなり7月の誕生石であるルビー 微量の鉄とチタンが混ざると青く…

コランダムの地層

高沼には高沼遺跡と言う縄文時代の遺跡があるが、目的はこれではなく、 鉱物ウォーキングガイド全国版で言及だけされている コランダムの産地が目的である。 はじめて訪れた時は見つけることができず、 糸魚川のフォッサマグナミュージアムでその話をしたと…

高沼の涸れ沢へ

朝になりテントをたたんで高沼の集落を目指す。 ここから1日に3度、井波へ向かうバスが出ているのだが、 バスの停留所のところに民家が建っていたのが取り壊されていた。 国道471号線のこのあたりは大雨で通行止めになることが多いらしく、 道の雨を逃がす構…

利賀谷に陽は沈む

3日前の写真とどっちかにしようかとも思ったのだが、 ちゃんと日が沈むところも掲載することとする。 こちらの方は利賀川のV字峡谷が見えますし… しかし、荘川との合流地点は見えない。 太陽が低くなると山の端が明るくなる現象は確認できないが、 彼岸の日…

とやまの名水脇谷の水

昨日の写真の奥にも見えるが 利賀高沼パーキングより国道471号線を少し下ったところにある、 とやまの名水脇谷の水を汲んできた。 その水は夏でも冷たく、雑味もなく、 またの名を脇谷の霊水。 2017年の検査では、カルシウム・マグネシウムの含有は100.6㎎/l…

おいしい水をとりに

野営に適した条件は数あるが、 もっとも重要なのは水の手があることである。 水を運んでくることも可能だが、 再補給の手間を考えると、 調理をするにしても、 片づけをするにしても水の量を考えながらやる必要がある。 利賀高沼パーキングは敷地内でも水が…

利賀谷にかかる天使の梯子

2019年に休止になった道の駅利賀は、 2021年に利賀村の中心地である 利賀市民センターでリニューアルオープンすることとなり、 現在、利賀高沼パーキングとなっているこの地は売却予定となっている。 そもそも最寄りの高沼の集落からも離れた ぽつんと一軒家…

利賀川と国道471号線

二股路を左折し、しばらく進むと開けた道に出る。 眼下に利賀川が…荘川の合流地点まで見える。 このあたりから小牧ダムのダム湖になっている。 そして国道471号線が山の中腹をえぐっている。 OLYMPUS OM-D E-M5 MarkII + LUMIX G 14mm / F2.5 II ASPH. SS1/2…

轍の跡

山田高清水の集落跡のあたりは 車の通った轍の跡が見られる。 しかし、この道を自動車で走破するのは不可能だし、 Uターンできる場所も多くないと思うのだが… OLYMPUS OM-D E-M5 MarkII + LUMIX G 14mm / F2.5 II ASPH. SS1/13 F5.6 ISO100 道はやがて二股に…

食害を受けた水芭蕉

柘榴石の沢を超えてさらに登って行くと 雨がしとしと降りはじめた。 鉱物ウォーキングガイド全国版にこの先には 石墨の鉱山があったことが書かれているが この集落跡に関しては あきらんごさんが詳しくまとめられている。 集落跡を超えて少し行くと湿地があ…

柘榴石の産状

岩石採集と言うとどのようなものを思い浮かべるだろうか。 ヘルメットにヘッドライトをつけて つるはしでガッコンガッコンやったり、 命綱をつけて、崖を滑り降り、 タガネとハンマーでガマを開いたり、 落ちている石を 巨大なハンマーで粉砕したり、 川底の…

沢の表現

何か所か難所を抜けて登って行くと 無事柘榴石の沢に着いた。 柘榴石は何種類か種類があり、 ここで見られるのは鉄礬柘榴石であるが、 風化が進み透明度も低くただの茶色いごつごつした丸い石である。 柘榴石の英名はガーネットであり、 美しいものは宝石扱…

かまびすし

山路を登りながら、こう考えた 一人二人は 静かと言うが 十人寄れば 喧し OLYMPUS OM-D E-M5 MarkII + LUMIX G X VARIO PZ 45-175mm(80mm) SS1/125 F5 ISO100 喧しいと書いて「やかましい」とか「かしましい」とも読むが 「かまびすしい」が一番ネガティブな…

石に恋して

草を褥に 木の根を枕 石に恋して 四十と余年… …まだ牧野富太郎先生の半分もいかないが。 植物もそうだが鉱物もアマチュアの研究者が活躍した分野で 近代では保科百助や長島乙吉や櫻井欽一と言った アマチュアの大家がいた。 さて5月1日から越中方面を旅して…

コミスジの裏側

昨日シェラフが乾かないなどと書いていたら、 雨が降ってきたので慌てて室内干しに切り替えた。 今回使用したのは モンベルの古いウルトラライトスーパースパイラルダウンハガー♯1 実は2019年のゴールデンウィークもほぼ同じルートを歩いており、 その時の教…

ちょうちょちょうちょ

ゴールデンウィークも最終日… 帰ってきて2日が経過したが、 水洗いしたシェラフがまだ乾いていない。 旅行の3泊はすべて野営だったのだ。 1泊目利賀の山中を散策し、 旧道の駅利賀で野営。 2泊目、利賀を散策後、 泊に移動し海辺で野営。 3泊目は越中宮崎に…

旅行より戻ってまいりました

七面倒な理屈はいわぬ。 とにかく物をあつめたがる人種がいるのは確かなことだ。 人々は切手をあつめる。 人形をあつめる。 キーホルダーをあつめる。 ビンやカワラケをあつめる。 これはもう理屈ではない。 ある種の分裂病患者に濫集症というのがあるが、 …

ウスバシロチョウ

さて、4月16日の撮影のメインである。 ぱっと見スジグロシロチョウに似ているが翅が透けているのがわかるだろうか。 また、翅をペタッと開いたり、毛むくじゃらな姿から蛾と間違われることがあるが、 ギフチョウと同様アゲハチョウの仲間である。 PENTAX K-5…

カワトンボ色違い

お昼ごろ、オオムラサキの森付近で撮影したカワトンボ。 菅谷館で撮影したのと色が違う。 PENTAX K-5IIs + smc PENTAX-DA★300mmF4ED[IF] SDM SS1/320 F4 ISO100 もうちょっとひくいところに止まってくれればよかったのだが… カワトンボは裏高尾などでも見か…

カワトンボ

4月16日、菅谷館にたどり着くとまず、畠山重忠の銅像を見に行き、 そのまま適当に歩いていたらホタルの里に着いたが、 ホタルの里の手前で撮影したカワトンボ。 せわしなく飛び、小さな虫を捕獲していたようだ。 PENTAX K-5IIs + smc PENTAX-DA★300mmF4ED[IF…

ツマキチョウの裏側

尖った翅と黄色いワンポイントがお洒落なツマキチョウだが、 裏側の唐草模様も伊達者な感じである… ニレハムシと会話中? PENTAX K-5IIs + smc PENTAX-DA★300mmF4ED[IF] SDM SS1/400 F4 ISO200 「冤罪着せて騙し討ちとかひどくね?」 「はぁ…」 ツマキチョウ…