月に叢雲花に嵐

1日1枚フォトダイアリー

38年前

38年前…小生は兵庫県の西宮市に住んでいた。

1985年と言うとプラザ合意が結ばれた年で

1ドル240円台だったのが引き下げられ、

ドルが暴落をはじめ

1987年春には150円台まで落ち込んだ。

 

円高の不況を回避するため銀行は金利を下げ

おカネを借りやすくしたのだが、

このおカネが株や不動産に流れ込み、バブル経済となり、

1989年には東証が史上最高値(38,915円87銭)を記録した。

やがてバブルがはじけ、失われた30年に突入していった。

消費税が導入されたのも1989年で、当時は3%だった。

 

バブルの時も物価が上がっていったが、

このころは給与も上がっていた。

 

上がらなくなるのは小泉政権規制緩和以降で、

物言う株主が、社員に還元するくらいなら株主に還元しろと言い出してからだ。

この時、竹中平蔵と並んで派遣の緩和に手を尽くしたのが、

総合規制改革会議の議長宮内義彦だった。

結果、企業はより安く使い勝手よく、非正規労働者が使えるようになったが、

ある意味、御恩と奉公で成り立っていた

終身雇用は消滅し、殺伐とした世の中となっていった。

そして

 

さて本日の写真…

ウラナミシジミの翅を開いたところである。

20231105234606

OLYMPUS OM-D E-M5 MarkII + LUMIX G X VARIO PZ 45-175mm(175mm) SS1/800 F5.6 ISO200

 

この蝶はどちらかと言うと、

翅を閉じているところを横から撮りたいのだが、

止まると開翅してしまう。

激しくぶつかるように飛び回っているので、

ボロボロな個体が多く、この個体も尾状突起が片方かけている。

本当はマクロで撮りたいのだが、活性が高く寄らせてくれないので望遠で撮っている。