禅宗は中国で誕生した宗派である。
インドから渡来した達磨大師を祖とする…とされているが、
実際は北魏から唐・後周にかけての時代
三武一宗の法難の結果、
寺も仏像も経文もなくてもできる仏教と言うコンセプトでつくられた宗派である。
唐末の武宗の孫の時代…臨済義玄の時代には
それなりに復興しているようであり
…寺院で棒で殴りあっていたが…
逢佛殺佛 逢祖殺祖 逢羅漢殺羅漢 逢父母殺父母…
(仏に逢ったら仏を殺し、祖に逢ったら祖を殺し、
羅漢に逢ったら羅漢を殺し、父母に逢ったら父母を殺す)
ここだけ見ればどういう宗教だよと…
もっとも坐禅自体は禅宗によらずもともとヨガ(瑜伽)の修行に含まれていた。
OM-1 Mark II + M.ZUIKO DIGITAL ED 300mm F4.0 IS PRO + MC-14 SS1/40 F5.6 ISO200
雪の重みに耐えかねたのか少しゆがんだザゼンソウ…
ザゼンソウを調べると、
手前のしべを頭に見立てて後ろの花びら(?)が仏像の光背に見えるというが、
光背と言うより僧綱領に見える。
僧綱領…そうごうえりは昔のお坊さんの肖像画を見ると見かける首の後ろに突き出たアレである…
しかし、さすがにこんなのをつけて坐禅はせんだろう…
何ですかねこれ…今で言うパーカーのフード?
とにかく、ザゼンソウはこの襟で影になってしまうしべ(?)に露出を合わせるので
シャッタースピードが遅くなるが
三脚なしでそれなりに写っているのは8.5段の手振れ補正の恩恵と言えよう。
フィルムカメラの時代は1/焦点距離秒のシャッタースピードが出せれば
三脚なしでも手振れしないと言われた。
その1/10程度でもなんとかなっている。
今日の音楽
オンナモ…とか言っているが
実際はヒンドゥー教のクリシュナ神を称えるマントラなので油断できない。