3月21日春分の日は自然をたたえ、生物をいつくしむ日である。
当ブログは1日1枚写真を貼っているブログであり
もっぱら自然…ネイチャーを撮影対象としている。
(人工的に植えられた植物が自然かどうかは置いておくとして)
写真のジャンル以外にもう一つ縛りがある。
すなわち、自家用車は使わず、公共の交通機関と足を使うということである。
なるほど自家用車は便利である。
時間を気にせずに出発できるし、
目的地変更も容易であり、
重い荷物も楽に運べ、
その気になれば車中泊もでき、
自家用車で無いと到達が困難な撮影地も存在する。
しかし、自動車が走るには道路が必要であり、
道路が建設される土地は、しばしば自然が最も豊かな土地である。
木下沢梅林の向かいの丘は、
かつては緑に覆われ、ゴールデンウイークの頃には
ウスバシロチョウが舞っていた。
現在は…どうやらこの工事はNEXCO中日本八王子工事事務所の新小仏トンネル建造工事だったようである。
Canon EOS 5D Mark III+EF24-105mm F4L IS USM(35mm) SS1/250 F8 ISO100
かつては圏央道の高尾山トンネル建設に伴い、
これまた自然の宝庫と言われた込縄林道が失われ、
裏高尾の方はこぎれいな梅林になっていたが、
やはり自然環境に影響は出ているという。
橋の工事によって生息地を追われてしまった。
他人にどうしろと言うつもりはないが、
便利さの裏側で失われるものもあるということは知ってもらいたいし、
少なくとも小生はこれからも自家用車は使わず、
公共の交通機関と足を使う撮影を続けていきたいと思う。
パタゴニアが言うように正常な環境がなければ我々はおしまいなのだ。
夜は日本橋桜通りを歩いて墨田川に出て、
日比谷や桜通りは5~9分咲き、
墨田川は0~2分咲きと言ったところ。
ソメイヨシノがここまでばらけるのはめずらしい気がする。