月に叢雲花に嵐

1日1枚フォトダイアリー

麗ら麗らかな

法輪寺、曽我神社、天津神社を経て

瑞雲寺に至る。

石仏で有名な曹洞宗の古刹であり、

中河原梅林の中にある。

庭園には梅や河津桜が咲いており、

石仏と一緒に狙っていたら人に入られてしまった。

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Canon EOS 5D Mark III+EF135mm F2.8 ソフトフォーカス SS1/1250 F2.8 ISO100

 

一般に写真を撮る方法として、

見たままを撮影する方法と、

背景をぼかすことで主題を強調する手法があり、

風景は前者、ポートレートは後者と言うことになるが、

このレンズは本来ポートレートに適したレンズである。

 

最大の特徴は球面収差の制御によるソフトな表現だが、

絞るとソフト効果が消えてしまう。

ゆえに絞り開放で使用することが多いが

135mmと言う中望遠レンズであることもあり、

解像する範囲が狭く、風景だとボリュームが不足しやすい。

 

なお、ミラーレス用の新型中望遠マクロレンズ

RF100mm F2.8 L MACRO IS USMにも

SAコントロールと言うソフトを制御する機能が搭載されている

同様に解放前提のソフトフォーカスと考えられ、

ソフトフィルターも近い使い勝手と言える。

 

一方で、キヨハラソフトやペンタックスのソフトレンズは

絞ることでソフト量を制御するソフトレンズなので、

風景に向くのだがそれぞれ別の使いにくさがる。

 

さて、この石仏…裏側である。

正面から見るとこんな感じだが

かなり独特なお姿である。

つくりかけだったのか…封印されたのか…

お寺のホームページでも何の説明もされていない。