月に叢雲花に嵐

1日1枚フォトダイアリー

ソフトフォーカスの難しさ

29日は雨が降っていたので、

30日の写真である。

 

この日はKenko MC SOFT 35mm F4とKiyohara Soft VK50Rを使用した。

 

この2本はEFマウントで使用しているが、

Kenko MC SOFT 35mm F4はTマウントなので

Kマウントに変更でき、

小生が保有しているKiyohara Soft VK50RはM42マウントなので

マウントアダプターでEFマウントで使用しているのだが、

同様にマウントアダプターでKマウント化することができる。

 

これらのレンズはオートフォーカスのない

マニュアルフォーカスのレンズなのだが、

そもそもソフトフォーカスレンズを

マニュアルフォーカスでピントを合わせることが難しい。

 

また、このレンズも絞りでソフト量をコントロールするレンズだが、

状況に対して適正なソフトの量を判断するのが難しい。

結局、段階的に絞ったものを、

ソフトがほぼなくなるF8まで撮影し、

撮影した後良いものを選択することになるのだが、

この撮り方はバッテリーとメモリを消費する。

 

このレンズとボディの組み合わせではAEが効くのだが、

適正露出を判断するのも難しい。

まぁこれは何を主役にしてどう表現するかということなのだが、

なかなか狙い通りにはいかないものだ。

20230407053246

Canon EOS 5D Mark III+Kenko MC SOFT 35mm F4 SS2 F5.6 ISO100

 

夜桜の撮影でソフトフォーカスレンズを使用するのは

花自体を光として表現することが目的なのだが

都会は光源が多すぎる…

桜の花は間接光なので、桜の花の露出を中心に撮影すると

白飛びし、ソフトで巨大ににじんだ照明の方が目立ってしまうのだ。

 

ついでにこのレンズ…電子接点がないので

レンズのデータが記録されない。

画角的に35mmと50mmなので取り違えることは多分ないと思うが

先に表記した絞り数字は推定数値である。

 

東京駅から墨田川に向かって続く日本橋さくら通りだが、

八重洲の再開発により、

東京駅側は一部伐採されてしまった

八重洲ブックセンターもなくなってしまったし、

見慣れた景色が変わってしまうというのも

さびしいものがある。