月に叢雲花に嵐

1日1枚フォトダイアリー

モノクロームの世界

このブログでモノクロの写真を掲載するのははじめてだが、

正直、モノクロ写真を撮ること自体あまりない。

なぜ撮らないかと言うと、色に頼ることができない分、

表現を研ぎ澄まさないと伝わらないからである。

 

モノクロ写真はカラー写真より難しいのだ。

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PENTAX Q7+01 STANDARD PRIME SS1/1600 F1.9 ISO100

スマートエフェクト:ハードモノクローム

 

PENTAX Qauto110 Digitalと言うプロジェクト

2011年に発売されたPENTAX初のミラーレスである。

マウントアダプターを使用すればauto110のレンズを使用することもできた

 

このカメラの特徴はもちろんコンパクトなことだが、

前面ダイヤルにデジタルフィルターやスマートエフェクトを割り当てることで

多彩な表現を可能としたことも挙げられる。

現在はデジタルフィルターとしてKマウント機にも搭載されている

ハードモノクロームがはじめて搭載されていた機種でもある。

また、SILKYPIXとタイアップしRAW現像の楽しさを前面に打ち出した機種でもあった

 

センサーサイズがスマートフォンと大差なかったがゆえに、

差別化が難しく、

残念ながら現在ではディスコンとなってしまったが、

現在のスマートフォンのセンサーを使用すれば

おもしろい商品ができるのではないかと思われるだけに惜しまれる。

 

このカメラを手にしているときは、

主に人工物の撮影にハードモノクロームを多用した。

 

さてペンタックスがモノクロ専用機を出したが、

モノクロ専用機のメリットは、

カラーフィルターを必要としないため

FOVEONセンサーのように1ピクセルレベルで解像することだが、

正直、そこまでモノクロにこだわる人がどれくらいいるのだろうか。

 

「PENTAX K-3 Mark III Monochrome Matte Black Edition」が再度受付中止に…次回は夏頃を予定

と言うがこれは直販限定モデルのMatte Black Editionの話であり、

かなり生産を絞っているのだろう。

 

このカメラはハードモノクロームは搭載されないが、

カスタムイメージでスタンダード、ハード、ソフトに設定可能である。