PENTAX Qはドラマチックアート以外にも様々な効果を持つエフェクトがあり、
しかもクイックダイヤルに登録し切り替えて撮影できた。
クイックダイヤルに登録できる項目は、
スマートエフェクト、デジタルフィルター、カスタムイメージ、アスペクト比であった。
アスペクト比が入っているのは、当時インスタグラムが正方形の画像しか投稿できなかったからだと思われる。
スマートエフェクト
極彩、ソリッドモノカラー、Auto110、クロスプロセス、さくらほのか、ドラマチックアート、ハードモノクローム、水彩画、あでみやび、USER1~3
デジタルフィルター
トイカメラ、ハイコントラスト、シェーディング、スリム、HDR、ネガポジ反転、色抽出、カラー、水彩画、ポスタリゼーション、フィッシュアイ
カスタムイメージ
鮮やか、ナチュラル、人物、風景、雅、ポップチューン、ほのか、銀残し、リバーサルフィルム、モノトーン、クロスプロセス
クイックダイヤルの機能は最初に選んでおき、4つまで登録できる。
つまりスマートエフェクトを使用しているときに
カスタムイメージの銀残しはメニューから変更しない限りは使用できないが、
USERに設定しておくことで併用が可能となる。
当時のPENTAXの一眼レフをはるかに凌駕するエフェクト数で、
後に一眼レフにも採用されたものや、
PENTAXに独特な和風テイストの味付けも多くみられた。
またQ7までは付属のソフトがSILKYPIX Developer Studio 3.0 for PENTAXであり、
RAW現像時にテイストをあてはめることで簡単に写真の雰囲気を変えることができ、
テイストは追加ダウンロードすることもできた。
意欲作だったが、
EVFを持たなかったこと、液晶が固定だったことが不満点で、
後にOM-D E-M5 MarkIIを購入することになった。
さて本日の写真は昨日の写真からクイックダイヤルを一つ回した極彩。
PENTAX Q7+01 STANDARD PRIME SS3 F5.6 ISO100
スマートエフェクト:極彩
ドラマチックアートが普通の写真に見える不思議…
ダイナミックレンジは拡張されていないので、
暗い部分は完全に沈んでいるが、
特に後ろのビルの紫色の光がすごいインパクトである。