こう自問すると、それに答えるように、恐ろしいイメージがいつも鮮明に浮かび上がる。
深海のことを考えようとすると、あの名前もない生き物を思い出し身震いする。
まさにこの瞬間にも、ぬるぬるした海底をじたばた這い回っているかもしれない。
石でできた太古の偶像を崇め、水浸しの花崗岩でできた海底のオベリスクに、
やつら自身の忌まわしい姿を刻んでいるのかもしれない。
やつらが波から上がり、悪臭のするカギ爪でもって、
戦争で疲弊した弱々しい人類の生き残りを引きずり下ろす日が見える。
陸地が沈み、全世界が地獄絵と化すなか、暗黒の海底が隆起する日が見える…
冒涜的にも日本ではよくネタにされるクトゥルフ神話の短編小説で
小生が学生のころに読んだのは1984年発行の創元推理文庫のラヴクラフト全集の
大瀧啓裕訳だったが、あまり変わっていないように思う。
と言うかネタにされるのはかなりの部分日本語訳の文体にあるのでは
と思われるのでこの部分を変えてしまうと超自然の祟りを被ってしまうのだろう。
アリオッチをアリオッホに変えるなどあってはならない…
今では2015年に大堀が翻訳したものを青空文庫で読むことができる。
原始暗闇には恐怖が宿り、未知の果てには恐怖が位していた
人々は恐怖から逃れるために明かりを灯し、
地上の地図を埋め尽くすと、極地を探索し、深海に潜り、宇宙を旅した。
どこに行っても人間の脅威になるものを見出すことはできなかったが、
未知のウィルスが蔓延し、山から腹をすかせた熊がおりてきた。
さて本日の写真は日比谷図書館の窓に映った公孫樹である。
OLYMPUS OM-D E-M5 MarkII + LUMIX G X VARIO PZ 45-175mm(175mm) SS1/125 F5.6 ISO200
ドラマチックトーン
OLYMPUS OM-D E-M5 MarkIIのサイズは横123.7mm x 縦85mm x 奥行き44.5mm
往年のフィルムの一眼レフと比較すると
PENTAX MXのサイズが横135.5mm x 縦82.5mm x 奥行き49.5mm
正直、普段持ち歩く限界がこのくらいのサイズだ。
PENTAX Qはさらに小さく横98mm × 縦57.5mm x 奥行き31mm
しかし、EVFが無く、液晶が役に立たないシーンもある。
また、固定液晶なので傷が気になる。
OM-D E-M5 MarkIIはバリアングルなので液晶を裏返しにすればラフに扱える。
ニコン Zfのサイズは横144mm x 縦103mm x 奥行き49mm…
フルサイズでこれはすごく頑張ったと思う。
まぁ…レンズの厚みが倍近いのだが。
NIKKOR Z 40mm f/2(SE)が71.5mm x 45.5mm
NIKKOR Z 28mm f/2.8(Special Edition)が71.5mmmm x 43mm
LUMIX G 20mm / F1.7 II ASPH.が63mm × 25.5mm
LUMIX G 14mm / F2.5 II ASPH.が55.5mm x 20.5mm
smc PENTAX-M 40mm f2.8は63mm x 18mmだぜヘイヘイ
smc PENTAX-FA 43mmF1.9 Limitedで64mm x 27mm
そういえばキヤノンはパンケーキが無かったのでPENTAXに行ったんだった…
さて今日のブログも終わりは近い。
ドアが音をたてている。
何かつるつるした巨大なものが体をぶつけているかのような音を。
ドアを押し破ったところでわたしを見つけられはしない。
いや、そんな!
あの手は何だ!
窓に! 窓に!