月に叢雲花に嵐

1日1枚フォトダイアリー

競争が無ければイノベーションは起きないのか

先日、競争が無ければイノベーションは起きないと言うことを述べたが、

確かにそういう側面はある。

 

キヤノンは一眼レフが主流だった時代、

フルサイズとAPS-Cのカメラを売っていたがこう主張していた。

 

APS-Cはフルサイズと比べて1画素あたりの受光面積が狭いので

高感度に強いカメラは造れない。

高感度に強いカメラが欲しいなら高いフルサイズを買ってね。

 

多くのメーカーがその説に追随していたが、

APS-Cよりもはるかに受光面積が狭いはずのスマートフォンでも

現在では高感度に強いカメラが存在している。

 

これは本当はできなくもないが、

高いフルサイズを高付加価値をつけて販売するために

あえてつくらなかったと考えられる。

 

空気を読まないPENTAX富士フィルム

APS-Cでも高感度に強い機種が存在したりする。

 

おそらく現在はソニーが似たようなことをやっているのではないか。

結果、イノベーションは故意に妨げられ、

ユーザーは不利益を被ることになる。

 

このような例は枚挙にいとまがないだろう。

競合の無い自民党が…いやこの話はやめよう。

 

では、競合さえあればイノベーションが必ず起きるのか?

これはノーである。

世の中どんなに努力をしても

ユーザーが望むイノベーションが起こせないこともある。

 

その場合どうするか。

無理に値下げして製品に競争力を持たせようとするのである。

 

正社員はリストラして派遣社員にしたり、海外に委託したり、

本来必要だった工程を省略したり、検査を怠ったり、

サポートの質を低下させたり…

 

そう。これこそが新自由主義の弊害であり、

ここ20年あまりわれわれが直面している問題であると言える。

 

誠に残念ながら逆は真ならずなのである。

20240430011413

OLYMPUS OM-D E-M5 MarkII + LUMIX G 14mm / F2.5 II ASPH. SS1.3 F5.6 ISO200

 

昨日の写真を角度を変えて撮影したものだが

甲乙つけられなかったのでこちらも掲載する。

…引き伸ばし?んー何のことかな?フフフ…

競合の無さの弊害である。

 

例によって8段三脚に据えて撮影しているのだが、

マイクロフォーサーズ

1画素あたりの受光面積が狭いせいか高感度にあまり強くないのである…

…何とかなりませんかね?これ…

 

さて今日の音楽。

youtu.be