月に叢雲花に嵐

1日1枚フォトダイアリー

サンヨン

300mm F4と言うレンズは、

小生は小さな野生動物を撮影するには最適なレンズと考えている。

程よい距離感で撮影でき、

背景は適度にボケ、

APS-Cであれば大きく写すことができ、

個人差はあるだろうが、ぎりぎり手持ちで撮影が可能な重量感である。

 

しかし、ミラーレスの時代…

サンヨンを製造しているのはオリンパスくらいだ。

しかも不可解なほど高い…

下手したら中古でサンニッパが買えてしまう金額である。

 

しかし野生動物は明るい場所にいるとは限らず、

被写体ブレを考慮するとF4は暗く、

ある程度、高感度が実用にならなければブレ写真を量産することになりかねない。

 

サンヨンが消えたのはF4ならズームで十分だろうという

メーカーの思惑かもしれない。

事実キヤノンは古いサンヨンよりも100-400の方が画質は良い。

 

各メーカーのスペックは

EF300mm F4L IS USM 発売日1997年 重量1,190g 最短撮影距離1.5m

smc PENTAX-DA★300mmF4ED[IF] SDM 発売日2008年 重量1,070g 最短撮影距離1.4m

AF-S NIKKOR 300mm f/4E PF ED VR 発売日2015年 重量755g 最短撮影距離1.4m

M.ZUIKO DIGITAL ED 300mm F4.0 IS PRO 発売日2016年 重量1,270g 最短撮影距離1.4m

 

100-400は…

EF100-400mm F4.5-5.6L IS II USM 発売日2014年 重量1,570g 最短撮影距離0.98m

XF100-400mmF4.5-5.6 R LM OIS WR 発売日2016年 重量1,375g 最短撮影距離1.75m

LEICA DG VARIO-ELMAR 100-400mm 発売日2016年 重量985g 最短撮影距離1.3m

AF-S NIKKOR 80-400mm f/4.5-5.6G ED VR 発売日2017年 重量1,570g 最短撮影距離1.5mm

100-400mm F5-6.3 DG OS HSM 発売日2017年 重量1,160g 最短撮影距離1.6m

100-400mm F/4.5-6.3 Di VC USD 発売日2017年 重量1,115g 最短撮影距離1.5m

FE 100-400mm F4.5-5.6 GM OSS 発売日2017年 重量1,395g 最短撮影距離0.98m

M.ZUIKO DIGITAL ED 100-400mm F5.0-6.3 IS 発売日2020年 重量1,120g 最短撮影距離1.3m

RF100-400mm F5.6-8 IS USM 発売日2021年 重量635g 最短撮影距離0.88m

NIKKOR Z 100-400mm f/4.5-5.6 VR S 発売日2022年 重量1,435g 最短撮影距離0.75m

 

いつも思うがニコンのサンヨンすげぇ…

最近はメーカーは100-400を優先する傾向があり、

特にテレ端のF値を6.3まで落とすなら重量はサンヨンと同程度であり、

シグマのものはライトバズーカとよばれる。

しかし小生はこの2種類は用途が違うと考えている。

 

今回の撮影はK-5IIsを使用しているが、

写真を拡大すると結構ノイズがのっているように思うかもしれないが、

公開したのは撮って出しのJPEGであり、

RAWは違う傾向がみられる。

 

問題は…PENTAXの現像ソフトはあまり立ち上げる気になれないということだ。

20230801005145

以前掲載したJPEGである。

拡大表示するとややノイズが気になったので

RAWを処理することにした。

20230803224734

PENTAX K-5IIs + smc PENTAX-DA★300mmF4ED[IF] SDM SS1/1400F4 ISO1600

 

ディフォルト設定で現像しただけなのだがノイズは目立たなくなっていると思う。

もしかしたら上はフォトスケープでベルビアをかけたかもしれない。

 

メーカーの現像ソフトは…キヤノンのDPPが頭一つ抜けている印象だ。

しかし、キヤノンは高感度に強いAPS-C機を造らなかった。