月に叢雲花に嵐

1日1枚フォトダイアリー

高尾のタマアジサイ

山路を登りながら、こう考えた。

智に働けば角が立つ。

情に棹させば流される。

意地を通せば窮屈だ。

とかくに人の世は住みにくい。

住みにくさが高じると、安い所へ引き越したくなる。

どこへ越しても住みにくいと悟った時、

詩が生れて、画が出来る。

 

漱石節全開の草枕の冒頭である。

 

今日の写真は1号路を登りはじめた時に撮影した

タマアジサイの写真である。

 

コロナ後遺症と言うより薬の副作用と思われる症状で

登りはじめは本当にきつく

考え事をするどころではなかったのだが…

 

タマアジサイであるが、

帰りは蛇滝に降りようと思っていたので、

蛇滝でいくらでも撮れるだろうと思っていたのだが、

こちらではまだ花を見かけなかった。

20230721024423

Canon EOS 60D+EF300mm F4L IS USM + EXTENDER EF1.4x II SS1/60 F5.6 ISO100

 

登りはじめた時の初期装備はサンヨンであった。

このレンズは最短撮影距離が1.5mであり、撮影倍率は0.24倍。

1.4倍テレコンを使うことで0.34倍。

EOSのAPS-Cなので1.6倍して、換算0.5倍強…

ハーフマクロのような使い方が可能であり、

蝶のように距離をとりたい被写体に高いパフォーマンスを発揮する。

 

オオムラサキは山頂付近以外では

清滝駅高尾山駅周辺で遭遇することが多かったので、

オオムラサキシフトでこのレンズをつけていたのだが、

結局撮影できなかった。

 

サンヨンはペンタックスも所有しているのだが、

ペンタックステレコンを持っていない。

ペンタックステレコンAPS-Cでしか使えず、

購入に二の足を踏んだのだ。

やはりペンタックスAPS-Cのためのシステムだと思う。