何故篠原の里まで足を運んだのかというと…
石砂山周辺は関東では非常に希少なギフチョウの生息地であり、
特に篠原側の石砂山登山道入り口には地元の人の好意で、
ミツバツツジやマメザクラが植えてあり、
所謂映える写真を撮ることができるのだ。
ギフチョウは山頂付近にも集まっているのだが、
スミレがあるくらいで、写真に撮ってもあまり見栄えはしない。
この地はギフチョウ生息地の最東端で
神奈川県の天然記念物に指定されて保護されており、
関東のネイチャーフォトグラファーが多く集まる。
天然記念物と言うと付近にカタクリの群落もあるのだが、
ここから少し離れており、非公開…というか立ち入り自体禁止なので、
この日(4月1日)もすでに数人の方が来ており、
時間が経つにつれ増えていった。
ミツバツツジは見頃であったものの残念ながらマメザクラはほぼ終わりであった。
肝心のギフチョウは午前中からちょくちょく飛んでいるのは見かけるものの
活性が高く花に吸蜜にはなかなか訪れなかったが、
午後1時を過ぎたころようやくミツバツツジにやってきたのを撮ることができた。
PENTAX K-5IIs + smc PENTAX-DA★300mmF4ED[IF] SDM SS1/640 F4 ISO200
手前に川が流れており、寄ることはできず、
換算450mmとはいえ、大きさはこの程度である。
このころにはだいたい30人ほどのカメラマンが集まり撮影会となった。
小生がここを訪れるのは久しぶりだが、
今年も春の女神を撮影できてよかった…