小生は蓮を撮影する時、
花びらのグラデーションをいかに美しく表現するかを考えている。
その一つの到達点が、エクステンションチューブと大口径レンズのコンボなのだが、
ソフトフォーカスを試みたこともある。
しかし蓮はソフトフォーカスで撮影するのが難しい被写体である。
ソフトフォーカスは明暗差を利用した撮影技法なのだが、
蓮は全般的に明るく、背景も落としづらいからだ。
どうにか花びらの背景を落とした写真。
Canon EOS 5D Mark III+EF135mm F2.8 ソフトフォーカス SS1/5000 F2.8 ISO100
ソフトフォーカスの場合、うまく背景を暗くできれば、
花びらをにじむように表現できるのだが、
しべ、花びらがともに明るいのでこのあたりは
ぼーっとしたしまりのない写真になってしまう。
個人的にはエクステンションチューブと大口径レンズの組み合わせの方が
好みである。
そして炎天下の中F1.4で撮影するにはシャッタースピード1/8000が欲しい。
これが無ければ6Dでよかったのだけど…