何も考えずにネイチャーフォトをモノクロで撮影しようとすると
わけがわからない写真になりがちである…
今日の写真は昨日の写真のモノクロ版なので何を写したかはわかるが
正直、この写真単体で見せると何の写真かわからないと思われる。
特にこの写真はハードモノクロームで撮影している。
PENTAX Q7+06 TELEPHOTO ZOOM 44mm SS3.33 F8 ISO100
スマートエフェクト:ハードモノクローム
ハードモノクロームとは…
ハイコントラストで硬調なモノクロ写真になるエフェクトで
HDRと真逆で、暗いところは潰してしまえ!
と言う写真になる。
モノクロ写真はカラー写真と比べて情報量が少ないが
ハードモノクロームは中間色が割り引かれる分さらに情報量が少なくなる。
モノクロで作品をつくるには少ない情報を活かし、
わかりやすい被写体を狙うべきであり、
ネイチャーでは…少なくともこの写真は情報量が多すぎる。
もし、モノクロで切り取るなら、
滝の根元の水が跳ねているあたりを狙うべきなのだろうが…
それをするにはもっと寄るか、さらに望遠のレンズを使う必要があるだろう。
モノクロでの写真撮影は、相手にテーマをわかりやすく伝える修行と言う意味では
意味があると思うが、
モノクロしか撮れないカメラだと、
いつかカラーで撮れるカメラを持ってくればよかったと後悔することがありそうである。
PENTAX K-3 Mark III Monochromeは小生には過ぎたものと言える。