月に叢雲花に嵐

1日1枚フォトダイアリー

妙理

いにしへの歌どもに、花は盛りなる、月はくまなきを見たるよりも、

花のもとには風をかこち、月の夜は雲をいとひ、

あるは待ち惜しむ心づくしをよめるぞ多くて、

心深きもことにさる歌に多かるは、

みな花は盛りをのどかに見まほしく、

月はくまなからんことを思ふ心のせちなるからこそ、

さもえあらぬを嘆きたるなれ。

いづこの歌にかは、花に風を待ち、月に雲を願ひたるはあらん。

-玉勝間

20231002002717

OLYMPUS OM-D E-M5 MarkII + LUMIX G X VARIO PZ 45-175mm(175mm) SS1/500 F5.6 ISO200

 

江戸時代の徒然草批判…

本居宣長の玉勝間である。

本居宣長国学で有名であり、

詫びさびは中国の老荘思想の影響を受けているからけしからんらしい。

水戸学に並び国学明治維新の王政復古の原動力となり

今に至る。

その思想は一言でいうと、日本すげぇ。

ぶっちゃけるとナチズムである。

(つまり民族主義で国をまとめる手法としては本家より古い)

 

LUMIX G X VARIO PZ 45-175mmはコンパクトなズームレンズだが

結構使える。

その気になればクレーターも写せるが

雲が無いとやっぱりつまらなくね…?

 

実際は雲は存在するのだが月が明るすぎて見えなくなっている。

あのような写真はドラマチックトーンや

それに類するレタッチが不可欠である。

そもそも月だけを撮りたいなら

キヤノンのレンズを使うかPentaxQを使う。