月に叢雲花に嵐

1日1枚フォトダイアリー

レリーズタイムラグとプリ連射機能

レンズ交換式デジタルカメラは価格がピンキリだが、

一昔前、高い機種と安い機種は何が違うのかと言うと

レリーズタイムラグが違った。

 

Kissなどの入門機は上級機と比べて

レリーズタイムラグ…つまりファインダーを覗き、

シャッターボタンを押してから

実際にシャッターが切られ撮影されるまでの

タイムラグが大きかった。

 

まぁ…コンマ何秒の話なのだが

動体を撮影しているときは

ジャストのタイミングでシャッターを切っても

撮影された写真は飛び去った後…と言うようなことがままあった。

 

安いカメラではないがEOS 5D Mark IIもレリーズタイムラグが大きなカメラだったが

Mark IIIではかなり改善されたので世代による改善もあるだろう。

 

ミラーレスの時代になると、

ファインダーが光学ファインダーから

EVFになったが、素子が対象をとらえて、

液晶画面に表示するのにもタイムラグがあり

実質的にレリーズタイムラグは拡大した。

 

一方で最近はプリ連射機能を搭載する機種が増えた。

一眼レフの場合、撮影時わざわざミラーをどけて撮影しているのだが

ミラーレスの場合は、電子シャッターがあるので高速連射が可能である。

この高速連射を活かして、シャッター半押しの状態から連続して撮影する。

シャッターを押すより前の写真が何枚か記録されているので

結果的に決定的な瞬間を逃がしにくくなると言うわけである。

 

この機能を使うと、パラパラ漫画のようにコマ送りで撮影されて

思いもよらないシーンが写っていることもありおもしろい。

20240302021005

OM-1 Mark II + M.ZUIKO DIGITAL ED 300mm F4.0 IS PRO + MC-14 SS1/640 F5.6 ISO200

 

この前後のシーンがパラパラ漫画のように保存されている(汗)

余談ながら鳥認識オートフォーカスを使用しており

だいたい目にピントが合うのだが

眼にピントが来ないときはおしりにピントが合うような気がする…

 

弱点は撮影枚数が格段に増えてしまい

容量の消費が激しいと言うことだろうか…

写真の容量はこの日だけで30GBに達し

ボツカットを量産した。

 

一写入魂をモットーとしているので

おもしろくはあるがあまり好きじゃない機能だ。

 

OM-D E-M5 MarkIIの場合レリーズタイムラグが大きく

プリ連射機能もないので

動体撮影に使う気になれなかったが

OM-1 Mark IIはさすがに最新のフラッグシップ機なだけあり

プリ連射機能を使わなくても

レリーズタイムラグ自体も大きく改善されているように思われ

十分に戦えると感じた。

 

さて今日の音楽

youtu.be