月に叢雲花に嵐

1日1枚フォトダイアリー

収斂進化

一般的に蛾と言うと夜中に灯りに集まったり、

壁にへばりついたりする蝶に似ているが気味の悪い昆虫と言うイメージがある。

しかしホウジャクは日中に飛翔しながら花の蜜を吸う。

花の蜜を吸う蝶は花の上に着地して吸蜜するのに対し、

ホウジャクはホバリングしながら蜜を吸う。

このグループのことをスズメガと言う。

 

しかし、スズメはホバリングしながら花の蜜を集めたりしない。

このような習性があるのはアメリカ大陸に棲息するハチドリと言う鳥である。

なおハチもホバリングすることは可能だが吸蜜するときは着地する。

 

ホウジャクが長い吸蜜管を延ばして蜜を吸うように

ハチドリは長いくちばしをストローのように使い蜜を吸う。

 

両者は無論、スズメとガが結婚したわけでも、ハチとトリが結婚したわけでもなく、

昆虫と鳥類で全く別の種である。

このように全く別の種であるにもかかわらず、 

似たような姿と行動様式を獲得することを収斂進化と言う

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PENTAX KP + smc D FA MACRO 100mmF2.8 WR SS1/4000 F2.8 ISO3200

 

一方で別の生き物に故意に似せるパターンもある

有名なのは葉っぱに化けるコノハチョウ

木の枝そっくりに化けるシャクトリムシやナナフシ

毒針のあるスズメバチに化けるカミキリムシ

蟻酸がありまずいアリに化けるクモ

スズメガの一種であるビロードスズメの幼虫は蛇に化け

ナミアゲハの若い幼虫は鳥のフンのふりをしている

これはさらなる名人がいて、その名もトリノフンダマシと言うクモがいる

シンジュサンやヨナクニサンと言う蛾は翅の模様は横を向いた蛇にそっくりである

このような生存戦略を擬態と言う。

 

現在生き残っている生物は、

なにがしかの生存戦略を持っている。

 

人間の場合は知恵と道具の使用、知識の共有と集団戦法で

生物の頂点に君臨するまでになったが、

残念ながら互いに殺しあったり、自らもたらした気候変動、

さらに少子高齢化(自ら導入した貨幣経済のせいと言われている)や

パンデミックにより滅びつつあるらしい。

 

明日が衆議院選挙の投票日だけど、

Geminiさんに誰に投票すればいい?と聞いてみたら

 

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私が正確な情報をお伝えできるようになるまでは、Google 検索をご利用ください。

 

という素気無い回答だった。AI党のAIメイヤーとか推せよw

AI(愛)は地球を救うって言うし…でもAIのために原発推進とか勘弁な!

AIゆえに人は苦しまねばならぬ!AIゆえに人は悲しまねばならぬ!

こんなに悲しいのなら、苦しいのなら…AIなどいらぬ!!