月に叢雲 花に嵐

1日1枚フォトダイアリー

青いカメムシ

この青いカメムシは(実際は緑だが)

テニスコートと草地広場の間の道に移植された元第二花壇のバラのところで

伸びっぱなしになっていたタデ科の雑草についていた。

雑草だけ食べる分には問題はないのだが、

このカメムシ…イネの害虫であることが知られている。

20241112081542

pixel7a + APEXEL 100mm HDマクロレンズ 5.43mm SS1/99.95 F1.89 ISO137

 

緑色無地のシンプルなカメムシは有力なのが3種類いる。

つやがあるのがツヤアオカメムシ

艶消しで胸と腹の間に白い点が3つあると

アオクサカメムシミナミアオカメムシなのだが、

この2つの区別が難しい。

翅をどけた腹の色が黒ければアオクサカメムシ

緑であればミナミアオカメムシなのだが、

確認しようとすると悪臭攻撃をくらう。

なので触覚を見て黒い縞があればアオクサカメムシ

褐色の縞があればミナミアオカメムシと判断している。

 

しかし、幼虫の姿も似ていて変異が多いため、

成虫の姿を見なければ断定はできない。

最初に幼虫を見かけてミナミアオカメムシと断定できたのは

すでに成虫を見ていたからである。

 

なお、ミナミアオカメムシは1950年代は九州南部にしか生息していなかった。

2000年代に中部に進出し、2010年に関東地方まで拡大、

現在は関東北部でも見られるようになってしまった。

 

なお11月18日に日比谷公園で剪定作業が入り、

雑草が根こそぎになったことで無事全滅した。