この青いカメムシは(実際は緑だが)
テニスコートと草地広場の間の道に移植された元第二花壇のバラのところで
伸びっぱなしになっていたタデ科の雑草についていた。
雑草だけ食べる分には問題はないのだが、
このカメムシ…イネの害虫であることが知られている。
pixel7a + APEXEL 100mm HDマクロレンズ 5.43mm SS1/99.95 F1.89 ISO137
緑色無地のシンプルなカメムシは有力なのが3種類いる。
つやがあるのがツヤアオカメムシ
艶消しで胸と腹の間に白い点が3つあると
この2つの区別が難しい。
翅をどけた腹の色が黒ければアオクサカメムシ
緑であればミナミアオカメムシなのだが、
確認しようとすると悪臭攻撃をくらう。
なので触覚を見て黒い縞があればアオクサカメムシ
褐色の縞があればミナミアオカメムシと判断している。
しかし、幼虫の姿も似ていて変異が多いため、
成虫の姿を見なければ断定はできない。
最初に幼虫を見かけてミナミアオカメムシと断定できたのは
すでに成虫を見ていたからである。
なお、ミナミアオカメムシは1950年代は九州南部にしか生息していなかった。
2000年代に中部に進出し、2010年に関東地方まで拡大、
現在は関東北部でも見られるようになってしまった。
なお11月18日に日比谷公園で剪定作業が入り、
雑草が根こそぎになったことで無事全滅した。