月に叢雲花に嵐

1日1枚フォトダイアリー

国蝶

朝早く出発したので、オオムラサキの森の樹液酒場にたどり着いたのは 7時半くらいであった。 その後周辺を見回って、8時くらいに戻ってみると 樹の根元のあたりでオオムラサキが吸蜜しているのを見かけた。 PENTAX K-5IIs + smc PENTAX-DA★300mmF4ED[IF] SDM…

王者無惨

日本に住む昆虫でもっとも強いのは カブトムシである。 硬い翅に覆われ、強固な脚を持ち、 特徴的な角で敵をすくい投げてしまう。 甲冑を纏った力士のようないでたちであり、 クワガタはカモであり、スズメバチも一目置く。 そんな絶対王者であるが… それは…

菅谷館ふたたび

高尾山で撮影できなかった昆虫のうち カワトンボが菅谷館にいたことを思い出し、 7月23日ふたたび訪れた。 入って間もなくこの子が歓迎してくれた。 PENTAX K-5IIs + smc PENTAX-DA★300mmF4ED[IF] SDM SS1/250 F4 ISO1600 ハグロトンボである。 さすがK-5IIs…

アマガエル合唱団待機中

除草剤が撒かれているからと言って ただちに生態系に顕著な悪影響が出ているかと言えばそんなことは無く、 田んぼにはアカガエルやオタマジャクシ、ヒメゲンゴロウやミズスマシ、コミズムシやアメンボなど生き物に満ちていた。 小生の地元では子どもの頃はま…

カラムシとラミーカミキリ

1日1枚写真を更新していくスタイルは、 情報の鮮度に難がある。 わずか4日のゴールデンウィークの旅行の記事を 実に1か月以上にわたって続けてしまった。 さて、5月27日、いすみ市で源氏ぼたる祭りがあると知り出かけてきた。 ホタルの撮影は…小生の撮影スタ…

コミスジの裏側

昨日シェラフが乾かないなどと書いていたら、 雨が降ってきたので慌てて室内干しに切り替えた。 今回使用したのは モンベルの古いウルトラライトスーパースパイラルダウンハガー♯1 実は2019年のゴールデンウィークもほぼ同じルートを歩いており、 その時の教…

ちょうちょちょうちょ

ゴールデンウィークも最終日… 帰ってきて2日が経過したが、 水洗いしたシェラフがまだ乾いていない。 旅行の3泊はすべて野営だったのだ。 1泊目利賀の山中を散策し、 旧道の駅利賀で野営。 2泊目、利賀を散策後、 泊に移動し海辺で野営。 3泊目は越中宮崎に…

旅行より戻ってまいりました

七面倒な理屈はいわぬ。 とにかく物をあつめたがる人種がいるのは確かなことだ。 人々は切手をあつめる。 人形をあつめる。 キーホルダーをあつめる。 ビンやカワラケをあつめる。 これはもう理屈ではない。 ある種の分裂病患者に濫集症というのがあるが、 …

ウスバシロチョウ

さて、4月16日の撮影のメインである。 ぱっと見スジグロシロチョウに似ているが翅が透けているのがわかるだろうか。 また、翅をペタッと開いたり、毛むくじゃらな姿から蛾と間違われることがあるが、 ギフチョウと同様アゲハチョウの仲間である。 PENTAX K-5…

カワトンボ色違い

お昼ごろ、オオムラサキの森付近で撮影したカワトンボ。 菅谷館で撮影したのと色が違う。 PENTAX K-5IIs + smc PENTAX-DA★300mmF4ED[IF] SDM SS1/320 F4 ISO100 もうちょっとひくいところに止まってくれればよかったのだが… カワトンボは裏高尾などでも見か…

カワトンボ

4月16日、菅谷館にたどり着くとまず、畠山重忠の銅像を見に行き、 そのまま適当に歩いていたらホタルの里に着いたが、 ホタルの里の手前で撮影したカワトンボ。 せわしなく飛び、小さな虫を捕獲していたようだ。 PENTAX K-5IIs + smc PENTAX-DA★300mmF4ED[IF…

ツマキチョウの裏側

尖った翅と黄色いワンポイントがお洒落なツマキチョウだが、 裏側の唐草模様も伊達者な感じである… ニレハムシと会話中? PENTAX K-5IIs + smc PENTAX-DA★300mmF4ED[IF] SDM SS1/400 F4 ISO200 「冤罪着せて騙し討ちとかひどくね?」 「はぁ…」 ツマキチョウ…

ツバメシジミ

これも普通種。 普通種とは言っても江戸川下流域ではまず見かけない蝶である。 シジミチョウは翅を開いた状態をよく観察すると美しい色をしているものが多い。 特に梅雨の季節に見られる、 西風の妖精…ゼフィルスの美しさは格別だが、 この付近では、ミドリ…

ベニシジミ

ギンイチモンジセセリがいるという河原で足元に飛び出してくる蝶がいる。 すわギンイチかと見てみると 残念…ベニシジミでした… しかし、ベニシジミはベニシジミでありふれているというだけで よく見ると普通に美しい蝶ではある。 PENTAX K-5IIs + smc PENTAX…

大河ドラマごっこ

「重忠殿ご覚悟!」 「おのれ背後から来るとは卑怯千万…」 …人類の歴史は争いの歴史である… そしてそれは人類に限らず、今日も繰り返されている… PENTAX K-5IIs + smc PENTAX-DA★300mmF4ED[IF] SDM SS1/1000 F4 ISO200 自然が豊かなところにしか生息しない、…

ギフチョウの飛来

ギフチョウは日本にしか存在しない蝶であり準絶滅危惧種。 東京都では1970年代に絶滅。 神奈川県でも近い将来に絶滅の恐れのある蝶とされている。 小生が子どもの頃から産地は局地的であり、 あこがれの蝶であったが、 昨今はインターネットの普及で、 調べ…

春の女神の聖域で

何故篠原の里まで足を運んだのかというと… 石砂山周辺は関東では非常に希少なギフチョウの生息地であり、 特に篠原側の石砂山登山道入り口には地元の人の好意で、 ミツバツツジやマメザクラが植えてあり、 所謂映える写真を撮ることができるのだ。 ギフチョ…

花と蝶のポオトレヰト

昆虫の写真だったからか アクセスが半減してしまった。 …う~ん、ミヤマセセリかわいいヤツなのに… さてポオトレヰト…ポートレートは 一般に人物を撮影する技法である。 背景をボカして主題を強調する撮影法であり、 スマートフォンがどちらかと言うと苦手な…

アマナとミヤマセセリ

人工的に植えられた花より山野草の方が好きだ。 県道518号線を外れて石砂山の登山口に向かうべく 篠原川を渡ると 里山の風情が一層強くなる。 アマナはかつては日本の里山に普通に自生し 里山に春を告げる花であったが、 カタクリ同様、環境の変化とともに減…