羽化登仙
pixel7a 5.43mm SS1/3.56 F1.89 ISO4035
遥か未来めざすための羽根があること♪
未来と言っても蝉は羽化すると2~3週間で死んでしまうのだが…
残酷な蝉のテーゼ…アンチテーゼ(蝉類補完計画)は存在しない。
①~⑥までの時間は20時42分~21時18分でだいたい40分。
翅が完全に伸びて蝉のかたちになるには
もう少しかかるが、ここで別れを告げることにした。
スマホで蝉の羽化が撮影できるとわかった時点で十分だ。
ISOをどこまで上げることができるのかが気になるが…
この日、蝉の幼虫は2匹見かけたが、
もう一匹は背中がさけたあと、こんちわーっ!ができなくて
翌日見ると殻ごとなくなっていた。
おそらく落ちて蟻のエサになったのだろう…
暑すぎて 地面に落ちる 蝉の子は
明日は我が身の 心地こそすれ
途中何故セミバウアーをするかと言うと、
こんちわーっ!直後は脚が柔らかくて
殻を掴めず、固くなるのを待っているというのもあるのだろうが、
一度、血液を頭に集中させ、
上体を起こすことで
頭に集中した血液を翅に送り込んで一気に翅を開かせていると考えられる。
不完全変態にもかかわらず形態がダイナミックに変化する蝉は
高い羽化失敗のリスクを抱えている。
一説に羽化に失敗する確率は60%以上もあるという。
しかし、短い寿命と高い羽化失敗のリスクにもかかわらず
ほとばしる熱いパトスでシャウトし生命を繋いでいく。
いつの日か蝉も神話になるのかもしれない。
27日は隅田川花火大会があるので
川沿いの遊歩道は当日封鎖され
撮影に適した場所がほぼなかった。
小池百合子の撮影させまいと言う強い意志を感じる…