月に叢雲 花に嵐

1日1枚フォトダイアリー

アオモンイトトンボの産卵

小さなものを大きく写すにはマクロレンズを使う

遠くのものを大きく写すには望遠レンズを使う。

 

多くのレンズはカタログに撮影倍率と言うのがあり

マクロレンズは1/2以上の撮影倍率で撮影できることが多いが

最短撮影距離付近まで近寄らないと大きく写すことはできない。

トンボのような被写体はまず寄ることができず

寄ろうと試みたところで逃げられるのがオチである。

 

プロの場合は気配を断ち広角レンズで寄って撮影したりするのだが

悪いことは言わない、

望遠マクロか最大撮影倍率が大きめの望遠レンズを使うといい。

 

PZ 45-175mmの最短撮影距離は0.9mで撮影倍率は0.2倍…換算だと0.4倍程度である。

大きさでいうと等倍マクロの1/5、

換算だと2/5くらいの大きさで撮影できると言うことでになる。

マイクロフォーサーズの望遠レンズはどれも似たような撮影倍率になっている。

20240711220017

OLYMPUS OM-D E-M5 MarkII + LUMIX G X VARIO PZ 45-175mm(175mm) SS1/200 F5.6 ISO100

 

この写真などはかなり限界まで寄っているので換算0.4倍に近い

正直なところこのような小型のトンボを撮影するにはもう少し寄りたい。

等倍まで撮れるレンズであればこの倍以上の大きさで撮影できると言うことになる。

問題はOMの90mmマクロはデカすぎる…

マクロつき70-300mmズームよりでかい…

 

昔は純正レンズとサードパーティのレンズには

画質やオートフォーカスのスピードに差があり

サードパーティーのレンズはその差を埋めるべく

軽量化をはかったり、マクロ機能をつけたりしていた。

最近はレンズの設計はコンピューターがやるので

差はなくなってきており、昔見かけたようなキワモノレンズもあまり見なくなった。

多様性の喪失は選ぶ楽しみの消失でもあり、

高価格化やスマホの台頭と合わせて

カメラと言う趣味の衰退に拍車をかけているように思われる。

 

多様性の喪失と言うとパソコンの自作もそうで

寡占化が進みおもしろみがなくなった。

 

久しく遠ざかっているのだが

小生が嫌ったのは

発熱と騒音と機能の重複である。

スマートフォンが好きになれないのはこのあたりで、

あんなに小さいのに

カメラのセンサーが広角と超広角用と自撮り用に存在するって無駄やん…

レンズベビーTrio 28のように実装することはできなかったのか…

 

ウドのコーヒーは苦い…