キメラとは
前半身はライオン、後半身は山羊、しっぽは蛇、口から火を吹くという想像上の動物で、
ドラクエに登場したとき謎の禿た鳥だったのに衝撃を受けた記憶がある。
キメラの翼のために乱獲されたのか、初代のドラクエのあとしばらく登場せず、
その後どうなったかは知らない(ゲームやらないんで)
生物学では複数の遺伝子を一つの個体が持った状態をキメラと言う。
ジャガイモにトマトを接ぎ木すると
トマトがなりジャガイモもできるポマトという植物ができるが
これはトマトとジャガイモのキメラと言える。
ファンタジーの世界では合成魔獣の代名詞のようになっており、
HUNTER×HUNTERでもキメラアントと言うのが登場した。
さてホウジャクであるが、魚のような頭を持ち、下半身はエビ、
翅を持ち、まっすぐな触覚とストローと複眼を持ち、
短い毛が生えている…まるでキメラのようである。
無論、魚とエビの遺伝子を持っているわけでも、
トビウオとエビが結婚したわけでもないのだが(たぶん)。
PENTAX Q7+02 STANDARD ZOOM 69mm SS1/2000 F5.6 ISO100
横からだと触覚で影ができてしまうので真上からを狙った。
…胴体はエビのようだ…
02 STANDARD ZOOMを使用しているのは、
06 TELEPHOTO ZOOMは最短撮影距離が1mであり、
0.3mまで寄れる02 STANDARD ZOOMの方が大きく撮影することができるからである。
それでも撮影倍率は約0.06倍…
フルサイズ換算で0.276倍なので1/4マクロ相当くらいである。
実はQシステムのマクロも試作までは行ったらしい。
しかし結局発売されず、Qシリーズは消滅した。
すでに経済的に商品の多様性を許容しない世の中になっていたのである。
このためQシリーズ単体ではマクロに弱いという弱点がある。
小生にとっては実用上かなり致命的な弱点で、
小さい虫を見つけても写真を撮ることができなかった。
あと、やはりファインダーがないのが厳しい。気分の問題でもあるが。
(なにせスマホにもビューファインダーをつけているくらいだ)
小型軽量ではあるがこのシステムを持ち歩くなら
スマホ用のマクロレンズでも買った方が満足度が高かったかもわからない。
もちろんスマホではストロボを炊いて飛翔写真などは撮れないのではあるが。
寄れるかどうか、ピントが合うか、ポーズが美しいかが問題だが
ことポーズに関しては、狙って撮ることはほぼできないので
運頼みと言うことになるが、
比較的うまくとれたのではなかろうか。