これも同じ樹である。
なんとこの樹だけで、
舞岡公園に産する平地産ゼフィルス6種類のうち3種類をコンプしてしまった。
OM-1 Mark II + M.ZUIKO DIGITAL ED 300mm F4.0 IS PRO + MC-14 SS1/400 F5.6 ISO2500
もうお昼近くになっていたので、栗の花には来ておらず、
葉っぱで休んでいるところの写真となった。
…とここまで書いてふと思ったのだが…
…この葉っぱ栗じゃなくね?
ゼフィルスは戦時中手塚少年が夢中になった蝶である。
小生の昆虫好きは母方の祖父の遺伝であったらしく、
福岡出身のこの祖父は昆虫採集に熱中するあまり落第したことがあるらしい。
この祖父からもらったヨナグニサンの実物が埋め込まれたタペストリは
今も部屋の一面を飾っている。
この祖父は運動神経はからっきしだったので、徴兵されたが鹿児島で終戦を迎え、
幾度となく特攻隊を見送ったらしい。
終戦の日にはおいしいものは食べられないと言っていた。
一方で、小生はと言うと、こうしてゼフィルスの写真が撮れるのは
インターネットのおかげであり、
見つけられたのも実のところすでに写真を撮っている方がいたからである。
詳しいなどとんでもないと言えよう。
当時、インターネットもなかった時代、
彼らはどうやって産地を知ったのだろうか。
残念ながら祖父の存命中に聞くことはできなかったので
今となっては謎である。
まぁ今と比べればはるかに自然が残されていたので、
山にさえ行けば何らかの昆虫はいたのかもしれないが。