月に叢雲 花に嵐

1日1枚フォトダイアリー

ウラゴマダラシジミ

水車小屋あたりで3種撮影した後、

かっぱ池に戻り何往復かするのだが、

やはりミドリシジミは見あたらない。

しかし奥の瓜久保でウラゴマダラシジミを見つけることができた。

20250802092523

OM-1 Mark II + M.ZUIKO DIGITAL ED 300mm F4.0 IS PRO + MC-14 SS1/400 F5.6 ISO640

 

ぱっと見よく見かけるシジミチョウ…ルリシジミヤマトシジミに似ているが、

梅雨時にしか出現せず、やや大型である。

 

舞岡公園に産する平地産ゼフィルスは残り2種類。

ミズイロオナガシジミとオオミドリシジミだが、

ミズイロオナガシジミは散発的、

オオミドリシジミにいたっては栗林があったころ以来見ていない。

 

それでも恋々とクヌギ休憩所のあたりから

森の遊歩道を通って引き上げるのだが、

今年見られたゼフィルスは4種類のみだった。

 

子どものころ家に学研の図鑑があり

ボロボロになるほど読んでいた

昆虫と蝶・蛾の図鑑は後に保育社のものに替わった。

保育社の図鑑はまだ手元にある。

アカボシゴマダラは奄美大島にしかおらず

モンキアゲハクマゼミは箱根を越えられないことになっている。

今では関東地方でもおなじみの昆虫である。

これらの昆虫図鑑に載っているのは

おそらく標本を精密に模写したと思われるイラストで

ピンッと展翅したような状態で書かれている。

セセリなどありえない姿で描かれていた。

このように標本とはなくてはならないものだったが、

近頃はどの図鑑も生体写真で掲載されている。

もはや標本は必要とされなくなっているのかもしれない。

 

そのせいか、どの公園に行ってもたいていは生き物を捕まえてはいけませんとある。

子どもには好きに捕まえさせてやれと思わぬでもないが

全面的に解禁してしまうと

マクドナルドのポケモンカードのごとく

たちまちハンターが集結して

貴重な昆虫は標本にされオークションでさばかれ、

産地は全滅することになるであろう。

困ったことだ。

 

www.chunichi.co.jp

よいこの諸君!カブトムシは角は長いが触角は短い。

長いヤツはニセモノだぞ!