月に叢雲 花に嵐

Day after day photo diary

聖域の秋

東漸寺中雀門から入って向かって左側。

紅葉と公孫樹の先に古仏が安置されている。

背面は竹藪になっている。

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pixel7a 5.43mm SS1/1184.83 F1.89 ISO45

 

どこか厳かな雰囲気がある。

 

境内には竹内兄弟の碑というのもある。

竹内というと吉田茂の実家だが、それとはまったく関係ない。

1863年玄武館塾頭の真田範之助や渋沢栄一らとともに

高崎城奪取と横浜焼き討ちを計画したテロリストである。

後に天狗党の乱に加わるも弟の哲次郎が戦死。

兄の廉之助は赤報隊に加わり戦死している。

石碑は渋沢栄一が銘を記し除幕式にも参加している。

渋沢栄一の孫、渋沢敬三終戦時、

通貨切り替えと財産税というテロ行為を行っている。

 

この寺写経ができる。

写経というと般若心経だが、

般若の知恵で自力で悟りを目指そうというお経なので、

阿弥陀如来の慈悲で極楽往生を目指す浄土宗とは相いれない。

浄土三部経の写経をするのだろうか…

浄土真宗ではないのでそこまではうるさくないかもしれないが。

 

また朝のお務めは誰でも参加可能。

これは東日本大震災の時に被災者を受け入れ、

受け入れた被災者がお務めに参加され、

パワーをもらったといわれたので誰でも参加可能にしたとのこと。

YouTubeで動画が公開されているが、

念仏はこうでなければならない。

 

平安末以来、念仏は美声のお坊さんのライブで信者を獲得してきた。

仏教では女性は成仏することができないといわれていたが、

往生はすることができる。

ゆえに女性が信者になるケースが多かった。

法然が讃岐に流罪になったのも、

後鳥羽天皇の愛人が念仏に感化され勝手に出家してしまったので

ぶちキレたためと言われている。

後年、後鳥羽上皇隠岐島に流されるのは因果応報…

まさに念仏無間である…

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薬師寺寛邦は臨済宗ですが。