秋の野に 咲きたる花を および折り
かき数ふれば 七くさの花
萩の花 尾花葛花 撫子の花
女郎花 また藤袴 朝貌の花
現在はこうなっている
萩 薄 桔梗 撫子 女郎花
アサギマダラが好むフジバカマは秋の花であり
これから咲く花である
夏に高原で見かけるのは藤袴に似ているが
両者の違いは葉のつき方で
葉が2つ出ているのがヒヨドリバナ
葉が4つ出ているのがヨツバヒヨドリである。
OM-1 Mark II + M.ZUIKO DIGITAL ED 300mm F4.0 IS PRO + MC-14 SS1/400 F5.6 ISO800
アサギマダラが吸っているのがヒヨドリバナ、
右の葉が4つ出ているのがヨツバヒヨドリと思われる。
どちらも植物性アルカノイドを含み
これを摂取することでアサギマダラは毒を獲得する。
幼虫はキジョランを食草とするが、これも毒がある。
あえて毒を食べることで天敵から身を護る術を身につけるのである。
この毒は本人は助けない。
しかし捕食され毒を認識されることで、
他の同族は危険を免れるのである。
いやフグのように毒があっても狙われるやつもいるが
あえて狙うのは人間くらいであろう。
ここは入笠花畑の首切清水側の林の中の
ヒヨドリバナ群生地帯であり、ここもアサギマダラの実績があるポイントだ。
ただし、金網がしてありヒヨドリバナには近寄れない。
ワンフレームに2匹とか写った写真もあるのだが
翅の色が美しく出たのでこの写真をチョイスした。
ここでもそれなりの時間撮影していたのだが、
撮影中、キベリタテハが顔をかすめて飛び去った。
結局、この日はキベリタテハの撮影はできなかった。
まぁキベリタテハが撮りたければ上高地に行けばいくらでも撮れるだろう。