月に叢雲花に嵐

1日1枚フォトダイアリー

JPEGとRAW

レンズ交換式のカメラは写真を撮影する際 JPEGとRAWで保存できる。 一般的にすぐに見ることができるのがJPEGであり、 RAWは専用のソフトウェアで現像してやる必要があり、 また、RAWの形式はカメラメーカーごとに違ったりする。 元データがRAWであり、 機材…

サンヨン

300mm F4と言うレンズは、 小生は小さな野生動物を撮影するには最適なレンズと考えている。 程よい距離感で撮影でき、 背景は適度にボケ、 APS-Cであれば大きく写すことができ、 個人差はあるだろうが、ぎりぎり手持ちで撮影が可能な重量感である。 しかし、…

極楽蜻蛉

菅谷館からオオムラサキの森にかけて 実に多くのハグロトンボが生息していた。 今までハグロトンボは川沿いで撮影していたので、 森の中で遭遇するのは不思議な感じがする。 一方で春先に見かけたカワトンボはまったく見なかった。 PENTAX K-5IIs + smc PENT…

葉の上の賢者

小生はカメラバックはラムダのシューティングザックを使用している。 ラムダは山岳フォトグラファーが立ち上げたカメラバックブランドなのだが、 今月末を持って終業となるようだ。 残念なことである。 先日天牛と言う記事でウスバカミキリがへばりついてい…

森の宝石

7月は複数枚掲載した日が何日かあったので、 31日の時点で、はてなフォトライフの容量が297MB…96%に達していた。 1枚あたりの写真の容量ははてなフォトライフの上限である 10MBを超えないように調整しているのだが、 毎日ブログを更新すると結構容量がギリギ…

侵略者

菅谷館を見回っているとスーと蝶が飛んでいるのが見えた。 アサギマダラかと思ったらこいつだった。 オオムラサキの森じゃなくて、アカボシゴマダラの森に変えてやるアル。 オオムラサキはタテハチョウの最大種だけに、 非常に力強く飛翔するのだが、 この蝶…

ヒヨドリバナ

蝶が好む花と言うとこの花… ヒヨドリバナである。 アサギマダラの大好物であるが、 森の中にひっそり咲いている程度で数は多くない。 この公園にアサギマダラが来るかどうかは微妙かもしれない。 ヒメウラナミジャノメさん「好きなだけ撮って構わんよ」 PENT…

クサギに集まる黒いアゲハ

蝶の里公園と言うだけあり、 蝶が好む花が多数植えてあるのだが、 クサギもその一つである。 においが強いこの花が咲くと、 黒系のアゲハチョウが集まってくる。 PENTAX K-5IIs + smc PENTAX-DA★300mmF4ED[IF] SDM SS1/6400 F4 ISO1600 この日見かけたのはジ…

国蝶

朝早く出発したので、オオムラサキの森の樹液酒場にたどり着いたのは 7時半くらいであった。 その後周辺を見回って、8時くらいに戻ってみると 樹の根元のあたりでオオムラサキが吸蜜しているのを見かけた。 PENTAX K-5IIs + smc PENTAX-DA★300mmF4ED[IF] SDM…

王者無惨

日本に住む昆虫でもっとも強いのは カブトムシである。 硬い翅に覆われ、強固な脚を持ち、 特徴的な角で敵をすくい投げてしまう。 甲冑を纏った力士のようないでたちであり、 クワガタはカモであり、スズメバチも一目置く。 そんな絶対王者であるが… それは…

菅谷館ふたたび

高尾山で撮影できなかった昆虫のうち カワトンボが菅谷館にいたことを思い出し、 7月23日ふたたび訪れた。 入って間もなくこの子が歓迎してくれた。 PENTAX K-5IIs + smc PENTAX-DA★300mmF4ED[IF] SDM SS1/250 F4 ISO1600 ハグロトンボである。 さすがK-5IIs…

コミスジの裏側

昨日シェラフが乾かないなどと書いていたら、 雨が降ってきたので慌てて室内干しに切り替えた。 今回使用したのは モンベルの古いウルトラライトスーパースパイラルダウンハガー♯1 実は2019年のゴールデンウィークもほぼ同じルートを歩いており、 その時の教…

ちょうちょちょうちょ

ゴールデンウィークも最終日… 帰ってきて2日が経過したが、 水洗いしたシェラフがまだ乾いていない。 旅行の3泊はすべて野営だったのだ。 1泊目利賀の山中を散策し、 旧道の駅利賀で野営。 2泊目、利賀を散策後、 泊に移動し海辺で野営。 3泊目は越中宮崎に…

旅行より戻ってまいりました

七面倒な理屈はいわぬ。 とにかく物をあつめたがる人種がいるのは確かなことだ。 人々は切手をあつめる。 人形をあつめる。 キーホルダーをあつめる。 ビンやカワラケをあつめる。 これはもう理屈ではない。 ある種の分裂病患者に濫集症というのがあるが、 …

ウスバシロチョウ

さて、4月16日の撮影のメインである。 ぱっと見スジグロシロチョウに似ているが翅が透けているのがわかるだろうか。 また、翅をペタッと開いたり、毛むくじゃらな姿から蛾と間違われることがあるが、 ギフチョウと同様アゲハチョウの仲間である。 PENTAX K-5…

カワトンボ色違い

お昼ごろ、オオムラサキの森付近で撮影したカワトンボ。 菅谷館で撮影したのと色が違う。 PENTAX K-5IIs + smc PENTAX-DA★300mmF4ED[IF] SDM SS1/320 F4 ISO100 もうちょっとひくいところに止まってくれればよかったのだが… カワトンボは裏高尾などでも見か…

カワトンボ

4月16日、菅谷館にたどり着くとまず、畠山重忠の銅像を見に行き、 そのまま適当に歩いていたらホタルの里に着いたが、 ホタルの里の手前で撮影したカワトンボ。 せわしなく飛び、小さな虫を捕獲していたようだ。 PENTAX K-5IIs + smc PENTAX-DA★300mmF4ED[IF…

ツマキチョウの裏側

尖った翅と黄色いワンポイントがお洒落なツマキチョウだが、 裏側の唐草模様も伊達者な感じである… ニレハムシと会話中? PENTAX K-5IIs + smc PENTAX-DA★300mmF4ED[IF] SDM SS1/400 F4 ISO200 「冤罪着せて騙し討ちとかひどくね?」 「はぁ…」 ツマキチョウ…

ツバメシジミ

これも普通種。 普通種とは言っても江戸川下流域ではまず見かけない蝶である。 シジミチョウは翅を開いた状態をよく観察すると美しい色をしているものが多い。 特に梅雨の季節に見られる、 西風の妖精…ゼフィルスの美しさは格別だが、 この付近では、ミドリ…

ベニシジミ

ギンイチモンジセセリがいるという河原で足元に飛び出してくる蝶がいる。 すわギンイチかと見てみると 残念…ベニシジミでした… しかし、ベニシジミはベニシジミでありふれているというだけで よく見ると普通に美しい蝶ではある。 PENTAX K-5IIs + smc PENTAX…

ギンイチのいる河原にて

この河原にはギンイチモンジセセリが生息しているというが、 それらしいのは見かけるのだが 活性が高く撮影できなかった。 ギンイチモンジセセリも発生は局地的で、地域によってはすでに絶滅している。 年に数回発生するのだが、 特徴的な白い筋が目立つのは…

大河ドラマごっこ

「重忠殿ご覚悟!」 「おのれ背後から来るとは卑怯千万…」 …人類の歴史は争いの歴史である… そしてそれは人類に限らず、今日も繰り返されている… PENTAX K-5IIs + smc PENTAX-DA★300mmF4ED[IF] SDM SS1/1000 F4 ISO200 自然が豊かなところにしか生息しない、…

畠山重忠と菅谷館

鎌倉殿の13人にも登場した畠山重忠… 坂東八平氏秩父氏の一族で深谷市畠山が本貫地だったが、 後に嵐山町の菅谷館を拠点とした。 大力無双の勇者で一ノ谷の合戦においては、 なんと馬を抱えて鵯越を駆け下り奇襲したという。 その後、鎌倉バトルロワイヤルで…

篠原の里

石砂山のギフチョウは 例年首都圏で桜が散りはじめるタイミングで見に行っていた。 このタイミングだと篠原の里では桜が見頃であることが多いのだが、 今年はすでに散りはじめており、 登山道入り口のマメザクラも葉桜になっていた。 一方でミツバツツジは満…

ギフチョウの飛来

ギフチョウは日本にしか存在しない蝶であり準絶滅危惧種。 東京都では1970年代に絶滅。 神奈川県でも近い将来に絶滅の恐れのある蝶とされている。 小生が子どもの頃から産地は局地的であり、 あこがれの蝶であったが、 昨今はインターネットの普及で、 調べ…

春の女神の聖域で

何故篠原の里まで足を運んだのかというと… 石砂山周辺は関東では非常に希少なギフチョウの生息地であり、 特に篠原側の石砂山登山道入り口には地元の人の好意で、 ミツバツツジやマメザクラが植えてあり、 所謂映える写真を撮ることができるのだ。 ギフチョ…

花と蝶のポオトレヰト

昆虫の写真だったからか アクセスが半減してしまった。 …う~ん、ミヤマセセリかわいいヤツなのに… さてポオトレヰト…ポートレートは 一般に人物を撮影する技法である。 背景をボカして主題を強調する撮影法であり、 スマートフォンがどちらかと言うと苦手な…

アマナとミヤマセセリ

人工的に植えられた花より山野草の方が好きだ。 県道518号線を外れて石砂山の登山口に向かうべく 篠原川を渡ると 里山の風情が一層強くなる。 アマナはかつては日本の里山に普通に自生し 里山に春を告げる花であったが、 カタクリ同様、環境の変化とともに減…

篠原の里へ

都市の夜桜が続いてしまったが、 とかくに人の世は住みにくい。 翠なす山河に憩いを求めて 4月1日、篠原の里へ出かけるべく、電車を乗り継ぎ… …途中人身事故で電車が来なかったりしたが… 8時前には高尾から一駅先の相模湖に到着した。 この時期、この駅では…